【実体験!】新型出生前診断(NIPT)って実際どう?なぜする事を決断した?【悩んでる方必見!】
私が新型出生前診断をすることを決断した理由
私は昨年第二子を妊娠した時に新型出生前診断を受けてきました。
第一子の時は出生前診断というものがある事を妊娠中期に知りました。
出生前診断にはいくつか種類があり、受けられる時期にも限りがあります。
結果次第で未来が変わることを想定した場合には更に期限があります。
もし中絶という選択を取る場合には中絶手術には可能な期限があり、22週未満までです。
(21週6日までという事になります。)
これはあくまでも可能な期限であり実際には妊娠12週までは初期中絶と言われ、搔爬法(そうはほう)又は吸引法で手術を行い、今は日帰りできる医院が多いと思われます。
一方12週から22週未満の中期中絶の場合、陣痛を起こして出産をして死亡届を役所に提出しなければなりません。
その場合出産と変わらないので体へのダメージも大きいですし、何日か入院になります。
第一子の時は万が一があった場合、今後の決断をするのに残された日数はわずか5日。
出生前診断というものを知ったタイミングですぐに検査をしたとしても検査結果は二週間前後。22週まで残り5日でした。
初めての妊娠に私だけではなく家族や友人など周りも皆祝福モード。
今までの妊婦検診で特に異常を言われたこともなく、年齢的にも適齢期に入っている。
妊娠した段階で言われるような不安要素は特になし。
でも出生前診断というものがある事を知り気になっている私はというと、周りに気軽に相談できる内容ではなさそうだし口にする事自体タブーな気がして…
悩んだ結果通っていた大学病院の助産師さんに相談してみることに。
私は自分のお腹の中にいる子を楽しみな反面何かあったらどうしようという気持ち、そして出生前診断について気になっていると話したら最低な人に思われるのではないかという後ろめたい気持ちを抱きながら助産師さんに相談しました。
軽蔑されるかもと『出生前診断』というワードを口に出してはいけない事のように感じていました。
実際にはそんなことはなく丁寧に色々教えて下さりました。
助産師さんは私の気持ちをしっかりと受け止めてくれて全て聞いてくれました。
その時にいくつかの種類があること、受けることができる期限があること、リスクの事、費用のことなどいろいろお話してくれました。
※ちなみにですが、結果的に検査をしたのは第二子でしたが
例えば第一子に何か異常が告げられてたとしても出産していたのではないかと思います。
なぜなら初めての妊娠で舞い上がる気持ちもありますし、育児を経験した事がないから実際の生活が想像ができません。
想像というか、頭の中での赤ちゃんを迎えた家庭像っていうのは絵ではきれいな絵でしかないんですよ。
なのでもし何かあったとしても「それでも私は産む」と答えていたと思います。
出生前診断には種類がある?リスクはあるの?
まず出生前診断は大きく分けて2種類あります。
○一つ目は非確定的検査といってお腹の中の赤ちゃんの異常の可能性を評価するものであり、母体への負担が少なく流産のリスクのないものです。
種類はこんなものがあります。
■超音波(エコー)検査(いわゆる妊婦検診の際の事ですかね)
■母体血清マーカー検査
■新型出生前診断
○二つ目は確定的検査といって赤ちゃんの異常の可能性の有無を確定できるけれど、母体への負担が大きく流産のリスクも伴います。
種類はこんなものがあります。
■羊水検査
■絨毛検査
上記についてはリスクを伴うので考えておらず詳しくはありませんが、お腹に針を刺して羊水や絨毛を採取しDNAを調べるといった内容です。
新型出生前診断(NITP)とはどんな内容なの?
新型出生前診断は妊婦さんの血液の中に含まれる胎児のDNAから胎児に異常があるかを調べます。
染色体とは遺伝子が集まったもので、お腹の中の赤ちゃんは両親からそれぞれ23本ずつ、合計46本の染色体を受け継ぎます。
この染色体が数の異常又は構造の異常を起こすことによって身体的、精神的な発育に障害をもたらすことがあります。
私が受けたものは3種類の疾患(比較的多くみられる障害です)の可能性の有無を調べる検査でした。
の3種類でどれも身近な疾患です。
それに性染色体異常、性別判定(希望者のみ)が行われました。
妊娠10週目から検査が可能であり、従来の出生前診断の中ではかなり早い段階で検査ができます。
検査方法は妊婦さんから10ml程の採血をして検査をします。
妊娠をすると自分の血液の中に赤ちゃんのDNAが流れるという事なんでしょうね。
新型出生前診断はあくまでも非確定なので、陰性の場合でも染色体異常である可能性は極めて低いという判断です。
非確定ではありますが、診断精度は99%以上と言われております。
※検査を受けられない方もいます。
例をあげるとバニシングツインと診断された方や女性に多いSLE(全身性エリテマトーデス)の方などです。
検査を受けたい方はご自身でクリニックに問い合わせてみて下さい。
新型出生前診断の費用はどのくらいかかる?
選ぶクリニック、検査内容によって様々ですが上記の内容の検査でいえば、
私が調べた昨年は安くても15万円くらいで20万円くらいまでありました。
2019年度では18万円くらいが相場ではないでしょうか。
その時のお支払いはカードを対応可だったのでカードで支払いました。
例えばそこで陽性の判定が出て羊水検査をすることになった場合はクリニックによっては検査費用を負担してくれるところもあるようです。
私は先述の内容で検査を受けましたが、全染色体の検査やほかの疾患の検査もできるところもあります。
その場合、費用はおよそ20万円~30万円程です。
選んだクリニック&実体験
私が選んだクリニックは東京のクリニックです。
検索でも上位に出てきます。
電話もできますが、私はラインで問い合わせました。
深夜にラインをして翌日にはお返事もいただけました。
特に質問等なければ3,4通連絡を取り合うくらいであとは当日向かうのみです。
そこのクリニックを選んだ理由としては新型出生前診断はリスクがないということなので、費用を重視して調べた結果そこのクリニックが一番費用を抑えられそうだったのでそこを選びました。
上記の内容の検査で実際にかかった費用はおよそ15万円ほど。
ちなみに大学病院などの大きな病院は恐らくできますが、病院によっては検査が受けられる対象が決まっていたり検査の種類も決まっていたりします。
私が通っていて相談した助産師さんのいた病院でも対象者や、希望があればという形をとっていましたが
種類の少なさ、費用もそれなりに(30万円くらい)かかりそうな印象でした。
これらのことを踏まえて通院していたところと違うクリニックを選んでいます。
到着して入ってみてビックリ!お城のような内装に完全個室、お手洗いまでも豪華。
(後に知ったのですが美容整形なども取り扱っているようでした。)
お茶やお菓子までのおもてなしもあり、女性スタッフからの検査の流れや内容についての説明があり問診票を記入。
清算を検査より先に済ませました。
そして最後に医師が同意書を持ってきてそこにサイン。
ここまでの間わずか10分程度。
お部屋を移動し(普段移動はないようです)、採血をするスタッフがきて1,2本採血をして終了。
病院で採血する時のように腕からの採血です。
検査方法としては本当に採血をするのみでした。
滞在時間は30分もなかったと思います。
こんなサクッとできるものだと思ってなかったので拍子抜け。
こんな調子だったのであまりかける事がありませんが…
クリニックの綺麗さ、スタッフの感じの良さは100点でした。
どのように、どのくらいで結果が届く?
検査結果は簡易的ですが冊子のようになっていて、二週間くらいでポストに届きました。
説明書のようなものと診断結果。
こんな感じで全て終了になります。
実際に体験してみた感想
私が行ったクリニックの事なので他のクリニックだと違うところもあると思いますが、おおよそこんな感じの内容、検査になります。
第一子の時は残された時間の問題もありましたし、結果的には検査をせずに出産まで過ごしました。
なので実際に検査を行ったのは第二子でしたが、行って良かったと思ってます。
この検査の時は陰性でしたので、その後の妊娠期間も穏やかに過ごせました。
(もちろん生まれてから何らかの異常が発覚するケースもあります。)
もし陽性であっても家族で話し合う期間を持てますし、出産となれば心の準備も少なからずできると思います。
子供の責任をもつからにはしっかりと向き合って適切な判断をするべきと思っています。
私にとって出生前診断とは命を大切に思ってるからこその検査です。
実際に産んでからでは選択をするってことはできません。
育児は簡単なものでないし、無理なんて言ってられないし投げやりになることだってできません。
だからこそ事前にしっかりと検査をして適切な判断を家族ですることも大切だと思います。
賛否両論のある事柄なのであくまでも私の意見ですが、私は妊娠中に赤ちゃんの様子を知れる範囲で詳しく知る事が出来て良かったと思いました。
悩んでいる方の参考になれたら嬉しいです。